2018年のテレ朝の「夏ドラマ」。真山仁の小説「ハゲタカ」のドラマ化では、大森南朋が主人公・鷲津を演じた2007年のNHK版があり(その後、映画化も)強烈な存在感を放っています。こちらの鷲津は綾野剛。外資ファンド代表の鷲頭は激しい反発をものともせず、不良債権を抱えた大銀行や経営不振に陥った名門企業を次々と買収していきますが、一方で企業再生に情熱を傾け、彼の「あなたはまだ生きている」という決めぜりふも話題になりました。音楽は、富貴晴美(ふうき・はるみ)。2013年に『わが母の記』で第36回「日本アカデミー賞」の優秀音楽賞を最年少(1985年生まれ!)で受賞して注目を集め、その後、目覚ましい活躍を続けています。2019年にはNHK大河ドラマ「西郷どん」の音楽を手掛けましたが、これも史上最年少。「日本アカデミー賞」は『わが母の記』に続き、『日本のいちばん長い日』で第39回、『関ヶ原』で第41回の優秀音楽賞を獲得、既に3度受賞という、いま最もホットな作曲家です。
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